• 1. 患者さん・ご家族向け

    1-1. 在宅診療はどんな病気の方を対象にしているのでしょうか?
    病院へご自分で通院するのが困難な、次のような方が対象です。

    • 高齢や脳梗塞後遺症などにより寝たきりに近い状態で介護を受けておられる方
    • 難病で、人工呼吸器や胃瘻(いろう)や導尿(どうにょう)のカテーテル(管)等がついて寝たきりの方
    • がんによる痛みや息苦しさなどがあっても自宅での療養を希望される方
    • 認知症により病院(施設)や施設(入所)にすることが難しい方など
    • 障害をお持ちで、医療的ケアが必要な子供さん(人工呼吸器・胃瘻・気管切開等)
    1-2. 診療時以外の時間は自分と家族の力だけで過ごさなければいけませんか?
    当クリニックの訪問診療だけではなく、ご本人やご家族の希望で、定期的な訪問看護や介護保険からの介護サービスを受けることができます。在宅サービスのチームとして常に連携していますので、すぐにサポートが受けられます。
    1-3. 自宅にぜひ戻りたいです。でも家族など見てくれる人がいません。やはり無理ですか?
    1人暮らしでも、ご本人がどうしても自宅がよいと希望されれば、公的な介護サービスや近隣の方の援助、遠方から時々来られるご親族のお見舞いなどを組み合わせながらご自宅で療養することが可能です。まずはご相談ください。
    1-4. 自分の家で過ごしたいとは思いますが、家族に大変な思いをかけてまでこだわりたくはありません。
    お気持ちはよくわかりますし、そうおっしゃる患者さんも少なくありません。患者さんを支えてあげたいというご家族の思いもあります。
    本当にどちらがよいかは、病気の状態によっても異なりますので、ご家族と私たち医療者と共に話し合いながら決めていくことが大切ではないでしょうか。
    1-5. これまでかかっていた病院にも引き続き通いたいです。可能ですか?
    もちろん可能です。
    例えば、がんの患者さんが大病院へ通院によるがん治療を受けながら、当クリニックの在宅医療を併用することもできます。治療を担当している先生と綿密に連携をとりながらより良い形を考えます。
    1-6. 介護保険を利用しています。在宅診療にあたって、今利用している介護サービスからクリニック指定の介護サービスに変えなければいけませんか?
    今お使いのサービスをそのまま利用しながら、当院からの訪問診療や訪問看護を受けることができます。
    1-7. 入院中です。病院では人工呼吸器を使っています。やはり自宅に帰るのは無理でしょうか?
    人工呼吸器を使用した状態でも条件が整えば自宅に帰ることは可能です。人工呼吸器や在宅酸素の機器等は医療保険の対象になります。
    1-8. 末期のがんと言われました。入院ではなく、できれば最期まで自宅でと考えていますが可能ですか?
    がんの末期になると痛みや息苦しさなどで苦しむのではないかと心配されると思いますが、自宅でもホスピスに入っているのと変わらないくらい、身体的・精神的苦痛を和らげる治療(緩和ケア)が可能です。
    ご本人とご家族が望まれれば、最期まで自宅で過ごすことは難しいことではありません。私たち在宅医療チームで24時間サポートいたします。もちろん、入院のご希望に変わられた時にはいつでも入院の手配を行います。
    1-9. 今入院している病院を退院して自宅に帰ったあと、病状が変わって、家族では手におえなくなってしまった時に、再入院はスムーズにできるのでしょうか?  ベッドはなかなか空いていないという話も聞きますし不安です。
    退院される際に、入院されていた病院とは必ず緊急時の入院を引き受けていただくことを約束しています。また、私たちが連携している複数の病院に入院の依頼ができますのでご安心ください。
  • 2. ご家族など向け

    2-1. 在宅診療だけでひまわり在宅クリニックへの通院は必要ですか?
    クリニックへの通院は必要はありません。ご自宅で、診察・血液検査(採血)が可能です。
    しかし、それ以上の検査やレントゲン撮影が必要になる時があります。その場合には、ご希望の、もしくはご紹介する病院に行っていただくことがあります。
    2-2. 本人が「家族に迷惑をかけて申し訳ないから病院でいい」と口にします。家族にすればそんなことはないのですが、「申し訳ない」という気持ちが本人のストレスになっているようですし、気持ちを優先してあげたほうがよいようにも思えます。どうすればよいのでしょうか?
    ご本人にとって、どうした方が本当によいのか迷われることと思います。私たちとご本人ご家族を交えた話し合いをして、より良い方法を一緒に考えましょう。
    2-3. クリニックからの距離が遠くても見てもらいたいのですが?
    緊急の事態に対応するため、車で片道30分以内を目安にしています。それ以上遠い方については、在宅医療を提供するお近くの診療所を可能な限りご紹介させていただきます。
    2-4. 緩和ケアは「告知が前提」と本で読みました。やはり告知しない形では無理ですか?
    無理ではありません。ご本人やご家族の意向を確認しながら必要ならば 病名や病状をお伝えするという立場です。
    2-5. 告知についてどう考えますか?
    知らせることがすべて良いとは考えていません。告知にも病名告知、病状告知、予後告知(残された時間を知らせること)があります。
    ご本人やご家族の意向を確認し、伝える必要があると判断したことを、必要なだけお伝えしていきます。
    2-6. 患者本人が民間療法に熱心で、病院では我慢していましたが、自宅に帰るとのめり込みそうな気もしています。どうでしょうか?
    本人や家族の意向で民間療法(代替医療)を継続したいということを在宅医療が妨げるものではありません。しかし、明らかに害になっている場合には相談の上で中止をお願いするかもしれません。
    2-7. 自宅で看取ろうと思うのですが、よく考えると自宅はバリア―(障害物)だらけです。家の改造は間にあいそうにありません。それでも大丈夫でしょうか?
    ご自宅での行動力や行動範囲によりますが、バリアフリーが必要になることはまれです。
    2-8. 医療用のベッドや介護用品など必要なものがたくさんあるような気がします。何が必要なのでしょう?
    電動ベッドやエアーマット、ポータブルトイレ、尿瓶などはあった方がよいもので、40歳以上ならば介護保険を使ってレンタルできる場合があります。当院が連携している介護保険の事業所をご紹介いたします。