当クリニックは、年間40~50名の方の在宅看取りを行っています。

9月2日は昨年から今年にかけて在宅看取りをさせていただいた方のご家族、8家族12名の方と関係事業所さんに参加していただき、家族会を開催しました。

当日は、ご家族様のバイオリン演奏で和やかに始まり、
演奏曲は「スワニー河」「ロンロングアゴー」と耳に馴染んだ曲で始まり、次に「ホール・ニューワールド」、そして歌謡曲「また君に恋してる」「川の流れのように」と5曲。
涙を流される方あり、静かな会場はバイオリンの音色が響き渡り、故人のことを思い返す時間となりました。
アンコール曲は「はなみずき」。素晴らしい演奏に心が染みました。

孫様の胸に抱かれ、天寿を全うされたF様のご家族は、「バイオリン演奏を聞けてよかった。涙が出ました。来た甲斐がありました。」と。
他のご家族も、「参加するかどうか、迷いましたが、来てよかった。」と感想をいただきました。

懇談会では「F様の悪いことは思い出せない。良いことしか。F様は孫の胸で亡くなり、本望でした。家で亡くなることは本人にとっても自然なこと。また、在宅で最後まで・・・というのは経済的にもありがたかった」と。

担当ケアマネジャーの方からは、「在宅に最後まで居ることができることを皆さん ご存じない。在宅で最後まで暮らすことができることをもっと広めてほしい」と。
高齢者住宅で看取りをされている施設長様からは「どこで死ぬか、ご本人に選択して欲しい、在宅か病院か、高齢住宅なのか。本人が選ぶことができないのは、本当は良くない」と。

会場は和やかな雰囲気で、あっという間に時間が過ぎていきました。

「命は無くなっても、おもかげは尽きぬ」とK様ご家族。K様のことを思い出しながら、様々なことを話していただきました。
涙を流すことは心のケアになるといわれます。この会が心のケアの一助になればと思っております。
参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。